雨のすきま

梅雨に入って。いつも以上に天気予報を念入りにチェックする毎日だけど、散歩に行くか微妙なときは窓の外を見て「ちょうちょが飛んでいるか?」をめやすにしています。

もちろんしっかり降ってたら、1回休み
(犬は濡れるのがイヤ、レインコートおよび服を着るなんてもっと嫌い、なタイプです)。

迷いつつ出かけるあやしい空模様の日の強い味方は、軽く水を弾く上着とショート丈のレインシューズ。
帰り道が霧雨くらいならこれでしのぎつつ歩けるし、濡れた木や土のしっとりした匂いも心地良いものです。思わず、フードからはみ出した顔を濡らして深呼吸してしまう。

コンクリートに降る雨はゆううつなのに、草や花がしとしと濡れている所にいると幸せな気分になります。
なんとなく嬉しそうにみえるからかな?
忙しそうなモンシロチョウたちのじゃまをする
さまざまな色や匂いだけでなく、音や気配も楽しむことができます。

夜歩いていて、木の根元を嗅ぎまわる犬の隣で耳を澄ますと、かすかな音がしました。
ねずみかな?積み重なった落ち葉をライトで照らすと、大きな芋虫が急いで潜っていくところでした。
薔薇の木に
いつも、帰ったら芝生の上でひと暴れしてから寝そべる犬。草は冷たくて、気持ち良いのでしょう。
私はそのあいだに植えた草花をチェックして、やってくる虫や小鳥を眺めます。あいかわらず自然のままの、小さな庭。
朝から青空の日は、ここぞとばかりに洗濯や大掃除ができるからありがたいなぁと思うし、身も心もさっぱりします。
公園のヤマモモを眺めていたら、ジャムにするとおいしいと実を摘みにきた人が教えてくれました。今年は作ってみようかな
けど、どんよりとしたくもり空が続いても。

雨の糸の隙間を縫うようにして自由気ままに過ごせることは、この季節ならではのすごく贅沢なことだと感じるのです。

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