すべては通りすぎてゆく
夏です。焼けそう(誤字ではありません)な暑さには少しも慣れることなどなく。もう、とにかくさまざまな工夫をこらしてやり過ごすしかないのです。
課題を終えてここ1週間ほどは小休止。思い切って夏休みっぽく過ごすことにしました。
まだまだ先はながいので、よっこいしょ、と道端の切株に腰掛けるような時間も必要です。
どこへ行くわけでも、特別な何かをするわけでもありません。
ただ、週末には夕方から適当になにかつまんでお酒を飲んだり、ひたすら本を読んだり、早めにお風呂に入って、サブスクでいろんな音楽を聴いたり…そういう何でもないことも「今は休みなのだ」と自分で決めることで、楽しさは増します。
それでも、早朝のかろうじて散歩に行ける時間や、陽が昇りきる前にほんの少し、蚊取り線香を焚いて庭で過ごす時間。
ちょっとだけ、暑い暑いといいながらも楽しめた昔の夏のおもかげがあって、それを味わっています。
小鳥のいる風景はいいものです
庭のレモンの木には、気づいたらたくさんアゲハの幼虫がいました。
毎日観察していて、来ないな…と思っていたのに、いつのまにか2齢幼虫に育っていました。上のほうの柔らかい葉っぱばかり食べて、毎日グン!と音がしそうなくらい成長しています。
5齢になったら手に載せて遊ぼうと思います。無事に、みんな巣立ちますように。
新しい本、古い本…手当たり次第に引っ張り出しては毎日読みます。
勉強関連の本は内容は面白いけど、少し味気ない見た目なので。今は見て楽しめたり、イメージが湧くものをたくさん読みたいのです。
『山怪』は大好きなシリーズ。怖い話はいろんなジャンルがあるけど、こういう不思議な感じのが好きです。夏休みを過ごした田舎の家の、蚊帳の外の真っ暗な夜を思い出す。
ベージュまつ毛の二重男子(15.8kg)
うちの山犬は今年も狩りに夢中です。主にバッタですが、食べないのに、殺すのはいけないよ。と言っても聞かないし。本能だから、仕方ないのですが。
せめて、バラバラになった亡骸は草むらに隠してあげます。私が。
カエルやねずみを猛然と狩りに行った時だけは全力で止めるけれど、あとはのびのびと過ごしてほしい。
今このときが過ぎ去ればもう二度と戻らないということを、知っているのは人間である私だけ。ただ草の上を走り回っている獣は元気でいてくれさえいれば、もう、それだけでいいや。
そんな思いを日々塗り重ねて、また季節は過ぎてゆきます。
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