部屋とTシャツと私
毎年、誕生日を過ぎると裏起毛のスウェットやパーカを半袖のTシャツに入れ替えます。
衣替えなんて大層なものではなく、クロゼットの中で上下左右の引き出しを入れ替えるだけ。それでも、毎年それが済むと、夏に向かって行く気分に切り替わります。
ひと仕事終えたら、それを言い訳にアイスクリームをひとつ食べたくなるし…
バリエーションはいろいろ。サイズも、ぴったりもあればゆるっと着たくて大きめを選ぶことも。
形が気に入っているベーシックなパックTは、季節を問わず使うのでセールで買いだめして、ストックしています。
新しいもの、くたびれたもの、自分でつくったもの、古着…
気に入っていれば、自由に、何でもあり。
唯一こだわるのは、詰まり気味のクルーネックということだけ。
襟がうんと大きく開いたものやVネックは、昔からしっくりこないのです。
下段のひつじと黒はオリジナル(廃盤)。また新しい素材を見つけたら、リニューアルしてつくりたい
随分と前の夏のこと。4泊5日の旅行で、着替えの包みを丸ごと家に忘れてしまいました。宿で荷解きしている時に気づいたので、あちゃー、とはなったけれど(下着はお風呂セットに入れていたので無事あった)…
その地方にしかない、知らない名前の駅ビルに行き数枚のTシャツとくつ下、デニム1本を買ったのはちょっとわくわくしました。
猛暑の中、それらを洗濯しながらまるでパズルのように乗り切ったことも。
その時の「このくらいあったら充分なんだな」っていう感覚は、すごく、自分の中に深くあって。何に対しても。
で、Tシャツはその象徴みたいなものなんだと思う。だから好きです。
0コメント