レモンの木

GWのミッションは、放ったらかしで犬が掘った穴ぼこだらけの庭をきれいにすること。

夏みたいな強い日差しの下、雑草や生え過ぎた芝をとったり、砂利をならしたり…地味な作業だけど、手元にはてんとう虫やダンゴムシがいて、蝶々や鳥が次々にやって来るから、退屈しません。
水分補給も忘れずに。

洗って干した靴の上、水道のそば…いつのまにかカナヘビたちも出てきて日向ぼっこしています。ムートンのブーツは居ごこちがいいみたいで、出たり入ったりして遊んでいたり。
春先にはみんな黒い紐みたいに小さかったのに、すっかり胴体も太くなって。今年も元気に育っていることがうれしい。
すっきりした庭に、久しぶりに新しい苗を仲間入りさせました。
ホームセンターで見つけた、小さなレモンの木。
これは、収穫というよりは、アゲハ蝶がたくさん来るといいな…と思って。
子どもの頃は、近所の山椒の木から卵のついた葉を取ってきて、羽化するまで育てて放すのが、毎年の楽しみでした。

うまくいけば、より楽しい景色となるでしょう。
あとはひたすら読書。
無性に物語が読みたくなり、図書館でたくさん借りてきた小説や、本棚から好きな写真集や絵本を手にとってはながめて過ごしています。
未読の棚も控えているし、読むものが尽きない幸せ。

たまにはドラマや映画を観ようかなと思っても、いつも途中で寝てしまうので…何度も何度も戻ることになるのです(おもしろそう、と思った『インターステラー』は結局、半日くらいかけてやっと観終えました)。

手触りや、栞をお供に自分のペースで楽しめる紙の本が、やっぱりいちばん自分に合ってる気がします。
いつかこんな木漏れ陽の庭を作って、ハンモックに揺られつつ本を読みたいなあ。

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