なにができるかな

早朝や夜。
時々、涼しい風が吹いて、いつのまにか蝉の声が、秋の虫の音色に入れ替わっています。
でも日が昇るとまだまだ真夏…
悲しいお知らせ。レモンの木のアゲハの幼虫たちは、あと少しで蛹になるところで、全員、蜂か鳥に攫われてしまいました。
いちばん可愛らしい、丸々とした5齢幼虫になったものから順に…そして誰もいなくなった。

が。
先日、庭で犬と遊んでいたら、次々とアゲハがやってきて、私たちの周りを飛び回っていました。犬の背中や私の帽子に留まってはひらひらと…よく見たらもうボロボロの羽で、もうそんなに飛べないのでした。なんか、涙が出ました。
けど、飛び立った後のレモンの木には、新しいたまごがたくさん!
犬には「きっとお別れに来たんだから、捕まえちゃだめだよ」と言ったけど、最後に新しい命を残すためにやって来たんですね。
そして、今、また幼虫たちが育っています。
数えたら10匹。前よりも多いです。
今度こそ、無事に羽化することを願っています。
とりあえず、紙に描く(書く)。
今日は犬の2歳の誕生日(生後すぐに捨てられていたので、推定)。
ある時から急におとなになった気がして、頼もしいような寂しいような…
けど、離れている時間を少しずつ少しずつ増やし、今は別の場所で絵を描いたりして過ごすこともできて。それは心身共に健やかに育ってくれたおかげだから、ありがとうって思います。

かたちにすることを急がず「何ができるかな?」と思いながら作業することは、自然の変化を楽しむこととよく似ています。思い通りにならないこともよしとする、みたいな。

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